(答) 流産・死産を経験した人が支援を希望したときに、必要な支援につながることが大切です。今後は、市のウェブサイトに区の相談窓口や、当事者をサポートする民間団体などの支援に関する情報を集約したページを作るなど、分かりやすい周知に取り組んでいきます。 福祉 誰もが利用しやすい地域交通の実現 立憲党 (問) 市では、障害がある人への移動支援施策として、福祉特別乗車券、自動車燃料券、タクシー券の交付等を行っています。これらは身体障害者、知的障害者とともに精神障害者も対象で、3つの障害による区別なく利用できます。一方、各交通事業者が実施している障害者割引の制度では、身体障害者、知的障害者のみを対象としているものが多く、精神障害者は対象となっていません。公共交通機関における障害者割引が、精神障害者にも適用されるべきと考えます。 (答) 公共交通機関における障害者割引の制度は、鉄道やバスの各事業者が独自に設定していて、主に身体障害者や知的障害者を対象としています。外出や社会参加を図りやすい環境を整えるために、身体障害者や知的障害者と同様に、精神障害者についても障害者割引が適用されることが望ましいと考えています。 福祉 認知症基本法成立を踏まえた今後の対応 立憲党 (問) 認知症になると、家族が本人を外に出さなくなる場合もあると聞きます。本人や家族の居場所づくりなどの取組が多数ありますが、本人や家族に情報が届かず、参加につながっていないことも多いようです。不安を抱えながら、誰ともつながることができずに過ごしている当事者が多いのではないでしょうか。支援を必要とする人に対し、どのように情報を提供し、社会参加の機会につないでいくのか伺います。 (答) 本人の変化に早期に気付き、声掛けや社会資源につなげる身近な友人や近隣住民を増やすことが重要です。このため、これまで関心の少なかった人が正しい知識や社会資源を学べる機会をさらに増やしていきます。また、かかりつけ医やかかりつけ薬局等と地域包括支援センター等が連携して、本人や家族に制度や地域の情報を提供することにより、社会参加の機会につなげていきます。 福祉 マイナ保険証 共産党 (問) 保険証を廃止し、マイナンバーカードへ一本化することで、マイナンバーカード取得が事実上強制されようとしています。神奈川県と県内の全33市町村などは、マイナンバーカードと健康保険証の一体化をしても、保険診療を受けることができない事態が生じる可能性があるとして、国へ要望書を提出しています。国民皆保険制度の下、横浜市は保険者として国民健康保険証を必ず送付してきましたが、廃止により届けなくなります。市民の健康や命を守り、国民皆保険制度を運用する、国民健康保険の保険者である市長として、保険証の廃止をどう受け止めているのか、伺います。 (答) 被保険者が安心して保険診療を受けられるよう、医療保険の資格情報を適正に提供、連携することが保険者には求められます。市としては、国の動きを注視しつつ、適正に保険診療を受けられるよう準備を進めます。 環境 都市農業の推進 自民党 (問) 平成26年に地産地消推進条例を制定し、都市農業を推進してきました。今年春に訪れた市内のイチゴ直売所は、摘み取り園を併設し、多くの子供連れでにぎわっていました。その様子から、観光資源としても大きなポテンシャルがあると感じています。こうした農園は収益性が高く、農家の経営の観点からもプラスに働くと考えます。農の魅力を生かすことで、横浜の魅力をさらに向上させることができると考えます。 (答) 大都市でありながら、自然豊かな農景観が広がり、直売所や農体験を通じて地域の交流が生まれ、とれたての農作物が食べられるなど、豊かな暮らしを実感できることが、農を通じた横浜の魅力だと考えています。また、近年、収穫体験農園に多くの家族連れが訪れるなど、にぎわいの場にもなっています。このような横浜の魅力につながる農の取組を一層推進していきます。 写真キャプション:市内の収穫体験農園 教育 学校給食調理室への空調整備 公明党 (問) これまでの質疑で、学校給食調理室へ空調を整備するためには設置方法などの工夫が必要で、関係機関との協議を行いながら課題解決に取り組むとの答弁がありました。今年度は給食室空調整備検討費も予算計上されています。夏の猛暑の中、過酷な環境の改善を求める声も多く届いています。安全でおいしい給食の提供に努めている調理員を守るために、空調整備に向けた課題解決に一層取り組むことが必要です。学校給食調理室への空調整備の検討状況について伺います。 (答) 現在、給食室の規模や仕様に応じた数校で、回転釜周辺の温度上昇傾向の調査や、調理室という特殊な環境でも空調効果を得られる最新型の空調機器の導入検討など、より効果的な手法の検討を行っています。今後はこれらの調査結果を基に、空調機の試行設置を行い、効果について検証していきたいと考えています。 写真キャプション:市立小学校給食室 教育 図書館ビジョンの策定 立憲党 (問) 図書館ビジョンの策定に関するワークショップの参加者からは、図書館を増やすのかどうか、方向性をはっきりと示してほしいという意見がありました。蔵書を増やしてほしいという要望も多いですが、床面積を増やすしかない状況です。アクセス性、利便性等を含め、図書館の建物そのもののあり方は避けては通れない課題です。図書館ビジョンで図書館の増設について示していくのかどうか、伺います。 (答) 市民アンケートやワークショップ、有識者の意見では、本を読んで得た知識の体験や実践、交流や情報の共有、子供が安心して過ごせる環境、インクルーシブな居場所など、多様な期待が寄せられました。これらを踏まえて、他都市の先行事例なども検証しながら、使いやすい、居心地の良い環境づくりに向けて、施設の整備を含め、さまざまな図書館サービスの推進を検討していきます。 教育 小学校給食の無償化 維新会 (問) 山中市長の就任後、新たな劇場整備の検討の中止、IRの中止、コロナ禍の収束と、矢継ぎ早に職務に取り組まれていると感じます。しかし、市民からは、最近の市長の取組について実感しにくいと指摘する声も増えています。給食費の無償化を実現することで、子育て支援に期待する保護者から喜ばれ、市の施策に対する満足度も大きく上がると考えます。国に先駆け、小学校給食の無償化を実施すべきと考えます。 (答) 給食費については、学校給食法で学校設置者と保護者との負担区分が示されています。食材費については保護者の負担とされているため、現時点で市単独での無償化は考えていません。なお、生活困窮者に対しては、就学援助世帯へは給食を現物給付し、生活保護世帯へは給食費を全額補助しています。 横浜市会Facebook 「横浜市会 FB」で検索 横浜市会X(旧Twitter) 「横浜市会 X」で検索 自民党・・・自由民主党横浜市会議員団 公明党・・・公明党横浜市会議員団 立憲党・・・立憲民主党横浜市会議員団 維新会・・・日本維新の会横浜市会議員団 共産党・・・日本共産党横浜市会議員団 民主フ・・・民主フォーラム横浜市会議員団