第3章 第4期障害者プランの基本目標と取組の方向性 生活の場面3 育む・学ぶ 4−1 就労 (1)企業等への就労促進と働き続けるための支援の充実 就労についての様々なニーズや生活面での支えなどの職場に定着するための支援や、障害のある人の雇用が広がっていることを踏まえた企業への支援など、障害者就労支援センターを中心に、関係機関と連携を図りながら、就(しゅう)労(ろう)についての様々(さまざま)なニーズや生活面(せいかつめん)での支(ささ)えなどの障害のある人の就労を支えます。 主な取組 ●地域における就労支援ネットワークの構築 就労を支える関係機関の連携・協力体制の構築 ●就労促進を目的とした事業所職員向け研修 就労支援スキルの向上と就労に向けた意識付け (2)幅広い仕事や工賃の向上による生活の充実 共同受注の窓口などを通じた様々な仕事のあっせん、視覚初・区役所などの優先調達、民間企業などからの受注の促進や自主製品の販路拡大に取り組みます。 また、事業所のスキルアップなどで、受注・発注ともに底上げし、工賃アップを図ります。 主な取組 ●共同受注センターによる受注促進 受注の調整、販路の拡大、障碍者就労への理解促進 ●事業所の受注スキルの向上 研修や事例検討などによる受注スキルの向上 (3)多様な働き方や障害者就労に対する理解促進 いろいろな働き方をセミナーやシンポジウムを通じて、市民のみなさんや民間企業に向け、広く紹介します。 また、「ふれあいショップ」などの就労啓発拠点を使い、障害者の就労についての理解促進を図ります。 主な取組 ●障害者就労に関する市民啓発 シンポジウムなどで、働く障害者や企業の話を広める ●ふれあいショップ等を活用した障害者就労に関する理解促進 店の運営を通して、障害者就労への理解を広める。 4−2 日中活動 (1)日中活動場所の選択肢の充実 障害sのある人が自分の希望する活動場所を選べるようにする方法や、医療的ケアなど専門的支援が必要な人への支援方法について検討し、日中活動場所の選択肢を充実させていきます。 (2)地域でのつながりと広がりの促進 障害のある人が住んでいる地域や日中活動に通っている地域で行われている様々な行事や院ベントを通して、障害のある人もない人も一緒に活動し、つながり、暮らしやすい地域をともにつくっていけるようにします。 4−3 スポーツ・文化芸術 (1)スポーツ活動の推進 市内2か所の障害者スポーツ文化センターを中心的な拠点として、身近な地域にある様々な団体や施設などで、障害者スポーツに関する取組が行われるよう積極的に働きかけ、障害者スポーツの場の充実や支える人材の育成に取り組みます。 主な取組 ●障害者スポーツの啓発と理解の促進 取り組む人の増加とスポーツを通じた障害理解促進 ●身近な地域における障害者スポーツの推進 地域の人材育成と障害者スポーツの推進 (2)文化芸術活動の推進  『ヨコハマ・パラトリエンナーレ』の取組を活かし、誰もが文化芸術に取り組めるよう、「障害のある人とない人が協力し合うクリエイティブな活動の場」を生み出します。 また、障害のある人が身近な場所で文化芸術活動に親しむことができる環境づくりを進めます。 主な取組 ●障害者の文化芸術活動の支援 アートイベント、活動支援人材育成、活動の場づくり ●障害者の文化芸術鑑賞の支援 鑑賞機会の充実、施設の環境整備、活動支援人材の育成