第3章 第4期障害者プランの基本目標と取組の方向性 生活の場面3 育む・学ぶ 3−1 療育 (1)地域療育センターを中心とした支援の充実 0歳から小学校期の障害児やその保護者などに、相談から評価と療育までの一貫した支援を行います。 保育所や幼稚園等に通いながら地域療育センターを利用することを前提とした集団療育、保育所や幼稚園への巡回訪問などの支援を充実します。 主な取組 ●地域療育センター運営事業 障害がある児童又はその疑いがある児童に対する専門的な評価や支援計画に基づく、通園療育、保育所や学校などへの巡回、保護者への支援の実施 (2)切れ目のない支援体制の充実 福祉と教育と各家庭が連携し、乳児期から学齢期まで切れ目なく支援します。また、地域訓練会など保護者に対する支援を充実させます。 障害児相談支援事業所を増やし、希望するすべての人(ひと)が障害児相談支援を受けられる体制を作ります。 主な取組 ●地域訓練会運営費助成事業 障害児の保護者等が自主的に組織し、活動する地域訓練会のへ支援 (3)学齢障害児に対する支援の充実 放課後や夏休みなどに療育訓練や余暇支援を受けられるよう、放課後等デイサービスなどの居場所の確保を進めるとともに、サービスの質の向上を図ります。 また、学齢後期(中学生・高校生年代)の発達障害児の相談支援体制を拡充します。 主な取組 ●学齢後期障害児支援事業 中学生・高校生年代の発達障害児や家族からの相談への指導・助言・支援 3−2 教(きょう)育(いく) (1)療育と教育の連携による切れ目のない支援 地域療育センターや特別支援学校などの専門性を活かした学校支援を進めます。 また、保育・療育などの関係機関や就学先が、入学前から情報を共有します。 主な取組 ●横浜型センター的機能の充実 特別支援学校教員などが小学校などを訪問し、障害の理解、学習や生活で気をつけることなどを助言 ●就学・教育相談の体制強化 就学前から卒業後までを見通した相談体制の強化 (2)教育環境・教育活動の充実 すべての子どもに、あらゆる教育の場で、一人ひとりに合わせた適切な指導・支援や合理的配慮を提供します。 また、すべての教職員が特別支援教育に対する理解を深め、校内の生活・学習面での支援体制を充実させます。 主な取組 ●ICTを活用した教育環境の充実 ICTを活用下指導・支援、緊急時の活用手法の検討・実施など ●障害特性に応じた教育の充実 研修の充実、特別支援学校教諭免許状の取得支援など (3)教育から就労への支援 特別支援学校等と就労支援機関の連携をさらに強くして、就労することへの支援や職場に定着するための支援を充実させていきます。 主な取組 ●特別支援学校就労支援事業 実習先の開拓や職場定着支援を行うための就労支援指導員の配置など