第4期障害者プラン概要 障害者プランの目的 (1)策定の目的 「横浜市障害者プラン」は、横浜市の障害施策に関する中・長期的な計画です。 これに基づいて、障害者が自分で選んで自分で決めることができる社会の構築を目指して、施策を進めています。 (2)法的な根拠 障害者プランは、3つの法定計画(法律で作るよう定められている計画)を合わせたものです。 ◆障害者計画(障害者基本法)…施策の方向性 ◆障害福祉計画(障害者総合支援法)…サービスの見込み量 ◆障害児福祉計画(児童福祉法)…サービスの見込み量 障害者プランの位置付け (1)計画期間 令和3年度から8年度までの6年間 なお、「障害福祉計画」「障害児福祉計画」は3年間と定められているため、中間の令和5年に見直しをします。 そのときには、社会の状況や新しいニーズなどを考え、障害者プラン全体を見直します。 障害者プランの位置付け (2)他の計画との関係性 障害者プランの他にも、横浜市には「よこはま地域包括ケア計画」「横浜市子ども・子育て支援事業計画」「健康横浜21」など、福祉保健の分野別に計画があります。障害者プランは、様々な計画とつながって取組を進めていくようにしています。 障害者プランの構成 障害のある人が日常生活を送る上での視点に立って、様々な取組を4つの「生活の場面」にまとめました。 また、普及啓発や権利擁護、人材確保など、生活全般に関係するものを「様々な生活の場面を支えるもの」としてまとめ、合わせて5つに分類しました。 さらに、障害のある人を地域で支えるための地域づくりとして進めている「地域生活支援拠点機能」と「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」については、別の章で詳しくまとめました。 (1)生活の場面ごとの取組 様々な生活の場面を支えるもの 生活の場面1 住む・暮らす 生活の場面2 安全・安心 生活の場面3 育む・学ぶ 生活の場面4 働く・楽しむ (2)障害のある人を地域で支える基盤の整備 障害者プランの基本目標など (1)基本目標 障害のある人もない人も、相互に人格と個性を尊重し合いながら、地域共生社会の一員として、自らの意思により自分らしく生きることができるまちヨコハマを目指す。 津久井やまゆり園事件などを通して、障害のある人への偏見はいまだ深く、社会の理解も十分ではないと知らされました。 障害のあるなしに関係なく、全ての人が基本的人権を生まれながらに持つ個人であると踏まえ、「障害のある人の尊厳と人権を尊重することの大切さ」を示します。 (2)基本目標の実現に向けて必要な視点 障害者プランに載っている取組を横浜市が進めていくとき、どの事業にも共通して必要になる視点をつくりました。 共通した視点を持つことで、様々な取組を同じ方向性で進めていくことが、基本目標の実現につながります。 1.障害のある人個人の尊重と人権の保障の視点 2.障害状況やライフステージに合わせたニーズをとらえていく視点 3.将来にわたるあんしん施策を踏まえた視点 4.親なき後の安心と、親あるうちからの自立につなげていく視点 5.障害のある人すべてが生きがいを実感できるようにしていく視点 6.障害理解を進め、社会の変容を促していく視点 7.必要なサービスの提供体制を確保し続けていく視点